メガネに関するQ&A


「聞きたい」「知りたい」にお答えします。

お客様から寄せられることが多いご質問とその答えをまとめました。ぜひご参考にしてください。また、「もっと詳しく知りたい」「他のことを聞きたい」といったお客様は、めがね高島屋の店頭でお気軽にご相談ください。

 


視力について

Q1.メガネをかけると、近視が進むの? 
 目に適切にあったメガネでは、度は進むことはないと言われています。メガネを初めてかけるケースが多い中高生は、成長期で目の構造が変化しやすく、勉強やゲームなどの生活環境など、近視が進みやすい条件が揃っています。そのため「メガネで度が進んだ」と誤解しがちなのです。視力に問題があるまま放置しておくと、勉強や運動に支障が出て思考力や創造力の発達を妨げることもあります。視力が0.7以下になったらメガネを使うというのが目安ですが、本当に必要かどうかは専門家にご相談ください。

 

Q2.近視の人は老眼にならないの?
残念ながら、誰もが老視になります。これは目の水晶体などの機能が弱まり、近くのものにピントが合わせづらくなるためで、一般に老視は40代から始まり、60~65歳くらいで安定します。新聞が見にくい、夕方は目が疲れるといったお悩みが始まったら、シニアグラスをおすすめします。手元専用の単焦点レンズ、遠くも見られる遠近両用レンズなど、たくさんの種類がありますので、ぜひ高い技術を持つ富士メガネにおまかせください。

 

Q3.自動車の運転免許に必要な視力はどのくらい?
日本の運転免許更新時における適性検査では次の条件が求められています。

原付免許、小型特殊免許の視力の基準は、両眼で0.5以上、または一眼が見えない方については、他眼の視野が左右150度以上で視力が0.5以上です。
普通免許、二輪免許の視力の基準は、両眼で0.7以上、かつ、一眼がそれぞれ0.3以上、または一眼の視力が0.3に満たない、もしくは一眼が見えない方は、他眼の視野が左右150度以上で視力が0.7以上です。
第一種大型免許やけん引免許、第二種免許の視力の基準は、両眼で0.8以上、かつ、一眼がそれぞれ0.5以上、さらに深視力として三桿(サンカン)法の奥行知覚検査器により、3回検査した平均誤差が2センチ以下です。

 

Q4.小・中学校の視力検査を知りたいのですが。
平成4年度から「3.7.0方式」になり、4段階で分類されるようになりました。

(下図参照のこと) 

視力1.0は「健常視力」、0.7は「教室のどこからでも黒板の字が一応見える最低視力」、0.3は「これ以下だと教室の最前列でも黒板の字が見えにくい」と判断されます。学校での視力検査は、黒板の字が見え、学業に差しつかえないかを判断するのが目的でおこなわれています。弱視、近視、遠視、乱視などが疑われる場合には、病院での検査をおすすめします。

学校視力

メガネ・レンズ選びについて

Q1.紫外線カットレンズの効果はどのくらい?
紫外線にはUVA・UVB・UVCの3種類があります。そのうちUVAは水晶体で吸収され「白内障」の原因になると言われ、UVBは角膜で吸収され「角膜炎」を起こすと言われています。紫外線カットレンズは、表面に特殊な紫外線吸収剤をコーティングしたものと、レンズ素材に練りこまれているものがありますが、どちらも紫外線をほぼ100%カットして目を守ります。なお、カラーつきレンズは紫外線をカットするとは限りません。

 

Q2.レンズの色が濃いほどまぶしくないのかしら?

一般にカラーレンズは3種類あり、1つは「ファッショングラス」、2つめは通産省の家庭用品品質表示法に規定された「サングラス」です。そして3つめが、まぶしさを防ぎ、物のコントラストを向上させる「ハイコントラストレンズ」です。これは、まぶしさの原因になる青色光線を効果的にカットして、物がくっきり見える効果があります。室内用と屋外用がありますので、使い方をご相談ください。

 

Q3.偏光レンズってどんなもの?
水面、ガラス面、雪面などに日光や電灯があたると、垂直に跳ね返った反射光が視界を妨げます。偏光レンズはその光を特殊な膜で吸収し、物を見やすくするため、ドライブ、釣り、スキーなどの際に使うと、反射光へのストレスから解放されます。カラーも豊富に取り揃えておりますので、店頭にてサンプルをご確認ください。

 

Q4.ゴルフ専用のレンズもあるらしいけど?
 太陽の乱反射を抑えて眩しさをカットしながらもグリーンの芝目が読みやすいカラーレンズ、シニアゴルファー向け遠近両用レンズなど豊富に取り揃えております。シニアゴルファー向けレンズは、まずアプローチが快適になるよう、通常の遠近両用レンズで生じるゆれ・ゆがみを解消しています。また、近くを見るためのポイントがあり、スコアカード記入の際に便利です。さらに、芝目がくっきり見えるカラーを3色取り揃えています。ゴルフ以外にもさまざまなスポーツや趣味に対応するメガネをお作りしますので、お気軽にご相談ください。

 

Q5.割れにくいレンズがあるそうですね。

通常のプラスチックレンズに比べて衝撃に強いプラスチックレンズがあります。しかも明るく見やすい素材ですから、お子様にもスポーツをする大人の方にもおすすめで、目の保護が必要な職業の方にも安心してお使いいただけます。ただし、度を超える衝撃には破損しますので、あらかじめご了承ください。

 

Q6.レンズコートってどんなものがあるの?

レンズコートにもいろいろあります。たとえば撥水コート加工をすると、水をはじきレンズが汚れにくくなり、雨や雪の日に快適です。防曇コート加工だと、室内の温度差や食事中の湯気によるレンズのくもりを防げます。オーガニックシールドコート加工は、熱によるレンズコーティングのヒビ割れを防ぎます。他にもいろいろありますので、メガネをお作りの際には生活をもっと快適にするコート加工をご活用ください。

 

Q7.フレームの種類ってどんなものがあるの?

主なものをご紹介しましょう。

・プラスチックフレーム
   黒はもちろん、赤、ピンク、ブルーなど明るい色も多彩に登場しています。
・メタルフレーム
   チタン、合金など、金属製。曲がっても元に戻る超弾性フレームもあります。
・コンビネーションフレーム
   フロント部分が複数の素材の組み合わせでできています。

・縁なしフレーム(リムレスフレーム)
   レンズに穴を開けてテンプル(つる)をつけて、軽量化を図っています。丁寧に取り扱ってください。
・溝掘りフレーム(ナイロールフレーム)
   バンド(吊り糸)でレンズを支えるタイプ。バンドは年に一度を目安に交換します。

 

Q8.初めてメガネを作るのですが?
めがね高島屋なら安心です。メガネをどんなときに使うのか、どんなファッションに合わせたいのかなど、なんでもご相談ください。また、健康上の問題があればそれも併せてお伝えください。知識と技術と経験が豊かなスタッフが、親切丁寧にご相談をうかがいます。

 

Q9.メガネをすぐに作れますか?
お客様の目とご希望のレンズにより、仕上がりまでの時間は変わってきます。お店にぴったりのレンズがある場合は、最短で30分でお渡しできます。遠近両用レンズ、各種コート加工などをご希望の場合は、通常約1週間ほどお待ちいただきます。

 

遠近・中近・近近両用などのメガネについて

Q1.シニア用メガネは何歳くらいから使うものでしょうか?  
個人差がありますが、一般的には老視は40代から始まります。近くの物が見えにくくなり、生活のさまざまな場面で不自由を感じるようになってきたら、遠近両用メガネなどのシニアレンズがお役に立つはずです。「老視かな?」と思ったら次のチェックをしてみてください。

 <老視の自己チェック>
緑と赤の二重丸を目から30~40cm離して見てください。メガネをご使用の方は、かけたままご覧ください。

・両方とも同じように見える方、赤の方がはっきり見える方は、今のところ老視の心配はありません。
・緑の方がはっきり見える方は、近くの見え方が減退し始めているか、近用メガネの度数が合っていない可能性がありますので、きちんとお調べになることをおすすめします。
※結果はあくまでも「めやす」とお考えください。

 

Q2.遠近両用レンズはどうみえるの? 
メガネの掛け替えなしに、遠くから近くまでスムーズに見ることができます。オフィスを例にとると、手元の資料やパソコンから窓の外までながめられます。遠近両用レンズは常用に適していますが、手元の作業を長時間続ける場合は、近用専用のメガネをお使いになることをおすすめします。

 

Q3.中近両用レンズはどう見えるの?
主に室内向きで、家庭では本を読むのにもテレビを観るのにも適しています。お料理、お掃除の他、楽器演奏など趣味にもお使いいただけます。

 

Q4.近用ワイドレンズはどう見えるの?
手元から少し先まで見え、視野がワイドに広がります。パソコン操作、読書、編み物などの際、見やすさが飛躍的に向上します。ご使用のお客様からは「新聞が見開きの状態でラクラク読める」「パソコン画面もくっきり」といった、うれしいご感想もいただいています。

 

Q5.お試しみたいなことはできますか? 
 めがね高島屋では、ご自分の目で見え方を確認していただけます。今までの遠近両用メガネにご不満の方、あるいは初めてで不安を抱えていらっしゃる方はぜひご相談ください。慣れやすい、ゆがみが少ない、しっかり見えるなど、お客様の目とご希望に合わせて、お一人おひとりに最適なメガネをご提案いたします。

 

Q6.なかなか慣れない人もいるみたいですが。
ご安心ください。めがね高島屋では、高度な技術を持つメガネのエキスパートがお客様に最適なレンズをご提案し、随時、視力のチェックをさせていただきます。しかし、どうしてもレンズに慣れることができないお客様もいらっしゃいますので、その場合には、お買上げから3ヶ月以内であれば、無料で他のレンズと交換いたします。

その他のご相談

Q1.レンズに傷がついたのですが直せますか?  
単純な擦りキズ、キズからのコーティング剥離など、いろいろなキズがありますが、いずれの場合もレンズ表面についたキズは直すことができません。

 

Q2.折れてしまったフレームは直せますか?
メタルフレームの場合は、破損箇所にもよりますが、たいがいが修理可能です。金属の種類によっては修理時間を長く要する場合もあります。べっ甲フレームも修理可能です。プラスチック系フレームの場合は、残念ながら補修はできません。詳しくは、破損したメガネをご持参の上、店頭でご相談ください。

 

Q3.レンズだけの交換はできますか? 
めがね高島屋では、レンズのみの交換も承っています。価格はレンズにより異なります。フレームをご持参の上、ご来店ください。
 
Q4.レンズを生かしてフレームだけ取り替えたいのですが。
レンズの大きさが新たにお求めになるフレームの形状・大きさに合えば可能です。ただし、レンズの光学中心と瞳孔中心を正しく合わせることができるかどうかチェックする必要がありますので、現在お使いのメガネをご持参の上、ご来店ください。

 

Q5.ナイロールフレームの糸の交換はできますか?
はい。糸は消耗品ですから、定期的な交換が必要です。めがね高島屋でメガネをお求めの場合には、年に一度を目安に無料で交換いたします。

 

Q6.メガネが合わなくなってきたような気がします。 
目に合わないレンズは、見にくく、疲れやすく、頭痛を起こすこともありますので、すぐにきちんと調べることをおすすめします。3ヶ月に一度はメガネの点検、年に一度は目のチェックを心がけると安心です。